ヴァンドレッドsideX7
拾参
ギャギャギャ!!
街中のコーナーをこれでいくつ曲がっただろう。バイクは依然として小回りを活かして迫ってくる。さすがに性能の差が出るか……。
ダダダダダ……!!
後ろからはさっきから銃弾が乱射されてくる。避けるのに右左とハンドルを切っているのでそれも失速の原因だ。
「まだかよ!?町の外は!」
「あたしに聞かないで!この、都市開発とか言って無差別に広くしまくったな?」
アイリスは車を操りながらぼやいた。もはや完全に車の性能と5人乗っていることでの“ブレ”は体が覚え、車はアイリスの意思に従ってまともじゃない動きをしている。街角をいくつもパスし、歩行者を巻き込まないというのが、まずまともじゃない。
空気抵抗をいくらか調節することでコーナリングをミスっても自動的に修正され、結果最適なところまで戻る。これもだ。
と、その時、
「前!混んでるよ!」
ディータが身を乗り出して叫ぶ。
「ちぃ!」
すぐに迂回路を探す。超感覚に一箇所だけ該当する曲がり角が見え、アイリスは正確に車を滑せる。そして車一台分の幅しかないところに滑り込ませた。
『……わお』
思わずバーネットとジュラがハモった。しかし、バックミラーにはここに入ってくるバイクがまだ見える。
「しつっこいんだから、まったく!」
クラッチをふみ、ギアを一段落とし、“アクセルを踏んだまま”ブレーキを踏んだ。
タイヤのジョイントからいやな音がして、白い煙が立ちあがった。摩擦による発熱だ。バイク連中はモロに巻き込まれ急ブレーキをかけた。おかげでもつれて小惨事になる。
バックミラーでそれを確認して、アイリスは二段上げ、さらに加速する。
「スッゲー芸持ってんな」
ヒビキがつぶやいた。
と、前方が開けてきた。裏道を抜けたのだ。しかし!
『きゃあぁぁぁぁ!!』
出た先には地面がなかった。行き止まりを突っ切って約5メートルを落下し、とんでもない衝撃に全員が揺らされつつもアイリスはなんとかハンドルを左に切った。車は流れ、ガードレールに激突する。
そこに走っていた一般者はいきなり振ってきた車に驚いてブレーキを踏む。その後ろから色々突っ込んできて……、
「あーあ、やっちゃった」
こともなげにアイリスはつぶやく。
「何やってんのよ!あんた!!……いっつ」
怒鳴ってから頭を押さえるジュラ。
しかし、現実は待ってはくれない。耳慣れた音が迫ってきたのだ。
そちらに目をやれば、バイクに乗った不良連中が懲りずに追ってきていた。
――やむを得ないか。
アイリスは軽い印を切って言った。
「この世に在るものよ。我が意に従え!」
印を切るその手に光がともり、爆発した!
銃を構えて撃とうとした不良連中も思わず目を覆う。
そして、光が消えた直後、金属の鳴る金きり音がし始めた。
それを見た不良連中、そして一般車から抜け出してきた人たちはそれをなんと見ただろうか。
鋭角なフォルムをした漆黒の車。屋根がつき、先ほどのオープンカーとは似ても似つかないものがそこには存在していた。
車がもう一度エンジンをふかす。その音で我に返った不良たちは銃を車に向かって乱射する。しかし、銃弾は何かに弾かれる様に当たらない。
それならとバイクで坂を下ってくる。
「そんじゃ、おっぱじめましょうか?」
生まれ変った車の運転席でアイリスはつぶやく。内部も先ほどとは変わっている。全席のシートはレース仕様のシートに変わり、ハンドルから計器に至るまで一新されている。エンジンもここでは時代遅れになっているガソリンから、超伝導エンジンに進化している。
そして、その超伝導エンジンの動力源となっているのは……そのボンネットに張り付いたアイリスの剣だ。無限に生まれ出るエネルギーを物質化し、エンジンに送っている。
すばやくシフトを切り替えると車を出すアイリス。エンジンは駆動音を変えることなくアイリスの指示に従った。
ロー、セカンド、サードとシフトを切り替えるごとに、復活したフロントガラスのポップアップディスプレイに情報が表示される。
「非常識とは思ってたけど……」
「どこまでやれば気が済むの……」
後部座席に座ったバーネットとジュラがぼやいた。
「すっごーい!!すごすぎるー!!」
ディータは相変わらずはしゃいでいるが。
そして、見える先に民家が増え、峠道が見えてきた。
一方、アイリスたちが峠に差し掛かったころ俺達はというと、先に町を抜け妙な高山地帯に出てきた。バイクを追ってきたのだが、どういう道をたどってくればこう来るのだろうか。
あたりにはまだ古く錆びた工業機械が散乱している。ただいえる事は、そこいらじゅうからの視線と殺気。
……カチャ。
『!!』
常人には聞き取れないだろう銃の駆動音を聞き取る俺とマリー、そしてサリナ。すばやくメイアを抱えてその場を離れる。その直後、
ガガガガガガガ……!!
重機関銃の一連射が今までいた場所を浅いクレーターに変えた。
『よく来た!よそ者君達!』
どこからともなく声が聞こえてきた。
俺とサリナは銃を抜き、メイアはリングガンを灯し、マリーは針を用意する。
「面白い歓迎だな!不良ども!!」
挑発と同時にその場を離れる俺。声のした場所に銃弾が乱射される。そして、廃棄トレーラーの陰にもぐりこんだ俺は上のほうにかすかに光る光点に銃口を向け、発射する。
『ぎゃっ!?』
どうやら命中らしい。また同時に移動する。またも銃が乱射されトレーラーは蜂の巣に。
『いい腕じゃないか。』
声は変わらず聞こえてくる。どうやら10人単位でいるみたいだ。搭載されていた銃器は約18丁。それをいくつかに分けたとしても結局10人近くがここにいる。
『先ほどは俺達の仲間がお世話になったそうじゃないか。あぁ?
これは報復だ』
「よく言うわ。人から奪った銃で脅しかけるなんて最低ね。」
サリナが言った。同時にサリナも隠れていた土管郡から離れる。土管郡が銃弾でバラバラに。すばやくドラム缶の影に移動する。
『ははは!俺達は自由気ままに生きてるんだ。そんな些細なことを気にかけるほど頑固じゃないぜ』
マリーとメイアが隠れていたダンプから建物まで一気に走る。俺達は周辺の崖という崖に銃弾を発射し援護した。
『ぎゃあっ!』
二人か……。メイア達は何とか廃屋までたどり着いた。中へと転がり込む。
『おうおう。がんばるねぇ』
俺は頭上を見上げた。そこにはスピーカーが。苛立ち紛れにそれをぶっ壊す。
『はははっ!気づいたようだな。ま、気づいてももう遅い。俺達はおさらばするぜ。じゃあな!!銃はありがたく頂くぜ』
「誰がやるか。タコ」
俺は懐から持っていたライター大のスイッチを取り出した。
ピッ!
ドッカーーン!!
崖のあちこちから強烈な爆発音が響いてきた。叫び声も多数。
「ここまで来たのは盗難防止スイッチが効く範囲に来るためだよ。ガキめ」
俺達は警戒をしたまま爆発した箇所を調べた。そこにはやはり盗まれた銃と共に汚い子供が倒れている。どうやら今の衝撃波にやられたらしい。死んではいないけど。
「何々? “エンペラーズ”?地球の昔の暴走族かよ……まったく」
不良連中の胸に刺繍されたネームを見ながら俺はつぶやいた。
銃を回収し、ガキ連中を縛り上げていると一人だけやけに目立った奴が倒れていた。英語のネームを金糸で縫われた、特攻服のような服装をした一人の少年。どうやらリーダーらしい。手にマイクを持っていた。
「ふぅむ……」
『??』
一人うなずく俺に3人は“?”マークを浮かべた。
峠、通称「走り屋峠」と呼ばれるその峠は、地元の車バカの度胸だめしに使われるほどのコースだった。
急な勾配、先の見えないコーナー、一寸先は崖の下という絶景なのである。その上り口には今二台の車が並んでいた。
「懲りずにまた俺に挑戦してくるとは、物好きだな。あんたも」
「へっ、何言ってやがる。成績は五分五分なんだぞ。楽しみなくせに……」
「言ってろよ」
二人が試合前のコミュニケーションをとっている。その横から声がかかった。
「レイジさん!各コーナー準備OKでーす!」
ギャラリー連中に混ざったボランティアがコースに一般車がいないことを教えて来たのだ。
「よしいくか!」
「今日こそはぶち抜くぜ」
二人は車に乗り込んだ。車の前に一人が立ち、声を上げる。
「カウント行くぞ!5……!」
二人の間に緊張が走る。
「4……!」
シフトをローに入れる。
「3……!」
意識が高揚し、車との一体感が生まれる。
「2……!」
暴れ牛がゲートを叩くようにエンジンをふかす。
「1……!!」
アイリスたちが峠へと差し掛かってきた。
「……GO!!」
手が振り下ろされた。同時にクラッチがつながれ、タイヤをかき鳴らしスタートする!
最初のストレートで、レイジの赤いボディの車が先をとる。相手は後からぴったりとついていく。下手に抜こうとすれば事故るからだ。
第一コーナー、右曲がりのコーナーをドリフトで二台がパスしていくところを見終わってギャラリーたちは一息つく。
「後はレイジさんが勝つのを祈る……」
ギャギャギャ……!!
突如、峠の入り口からタイヤのスリップ音が響いてくる。アイリスの改造車がレースに乱入してしまったのだ。しかも後ろから図太いしつこさでバイク連中が張り付いてきている。
「何!?と、とまれぇぇぇ!!」
止まるように何人かが静止をかけるが、生死がかかっているアイリスたちに意味はなかった。
「何ここ。やたら人が集まってるじゃない」
バーネットが外を見ながら言った。
「何だろ?」
ディータも前を見ながら言った。
まさかレースが行われているなどと毛ほども思っていない5人だから構わずに飛ばしていく。
『おい!!まさかレース中なんじゃないか!?』
バイク連中はいち早く気づいたらしい。
『仕方ない!できる限り張り付いていくぞ!』
『あいつら、……一体何者だ?』
不良連中は銃をしまうと、スピードを上げた。彼らも伊達にバイクに乗っているわけではない。バイクでもこの峠はレースに使われたりしているのだ。そして、その成績がいい者が今回追っ手に参加させられている。二人乗りでも十分に実力が発揮できる連中が。
アイリスのディスプレイの端に峠の立体地図が表示された。ナデシコ経由で届けられた衛星写真を処理したものだ。
シフトをめまぐるしく移動させ、ブレーキとアクセルを踏みたがえるアイリスはさすがに見ている暇が無いが。
「くそっ!このコース一体何よ。全然思い通りに走れないじゃない」
コーナーが連続して、下手にスピードを落とすと次のヘアピンに足りなくなったりする。バイク連中との距離は開いたり縮まったりしている。
「誰でもいいからナビをお願いできる!?」
さすがに痺れを切らしたアイリスは同乗者に助けを求める。
「あたしやろうか?」
バーネットが手を上げる。
「お願い!次がどういうカーブかだけでいいから教えて」
バーネットの目の前にディスプレイが表示され、峠を走る自車が映った。
「次は左カーブ!ほとんど90度の急カーブよ!」
「OK!」
言われたとおり前方にガードレールが見えてきた。
シフトを一段落とすと、ブレーキを一瞬だけ踏みハンドルを一瞬左に切り、右に一回転させる。車は左に滑り、コーナーに進入するが少しオーバースピードだ!
「ぶつかる!!」
「エアロブースター!」
アイリスは叫んだ。
いきなりガードレール側の前方と後方の車体の一部が開くと、ジェット並みの勢いでエネルギーを噴射した。
衝撃で車体は左に動き、慣性を殺す。
ギュア……!!
まさに紙一重でコーナーをパスする。バイク連中は後輪を一瞬だけロックすると、わざと横滑りさせてコーナーを楽にパスした。
『…………』
「今日……バイクとのレースってあったっけ?」
「何でもいいけど今のは痺れたぜぇぇ!!」
イン側のギャラリーは唖然とするもの、つぶやくもの、興奮するものと様々だった。
ギャギャギャ……!!
「なかなかしぶといじゃないか。」
レイジはコーナーを曲がりながらつぶやいた。この峠には勝負できるコーナーが数多くある。このコーナーもそうだ。アウトに膨らみかけたレイジの車のイン側を通ろうとするライバルだが、この先ではインとアウトが入れ替わるので結果として意味は無い。
バックミラーを見ていたレイジに妙な光が映った。
「ん!?バカな、もう次を走らせたのか!?」
もちろんその光点はアイリスの車に反射した光だが、わかる者には車の光だとわかるのだ。
「ち、のんびりしてられないようだな。」
レイジは再び正面を見た。
「……ふざけやがって。」
ライバル側のドライバーも光点を車と理解した。
「なら早いところぶち抜かないとな……」
言ってシフトを切り替えた。
「ん、待ってよ。前方に二台走ってる車がいるわ!」
「嘘!?なんで?」
「判んないけど、なんか競り合ってる」
「……まずった!レース中だったのよ!この峠」
「競争!?こんなところでやったら死んじまうぞ!」
ヒビキが叫ぶが、いまさらのことだとジュラが突っ込んだ。
「命知らずってのはどこにでもいるのよ。バーネット!次!!」
「右カーブ!ヘアピンみたい!」
急制動と共にハンドルを目いっぱいに回し、曲がりが半分まで来たところですぐ戻す。一段あげて加速を掛け、抜ける。
アウト側にはギャラリーがいるため、エアロブースターは使用できない。これを至近距離で受けようものなら体がバラバラになってしまうからだ。それでは殺人になってしまう。
「バイクはどうなった?」
「ダメ!向こうも相当のテクを持ってる。速いよ!」
「ああ、もう!何であたしがこんな苦労しなきゃならないのよ。まったく……」
アイリスのつぶやきもいまさらのことである。
ガァァァァァァァァァァ!!
ギャラリーの目の前を流しっぱなしで二台が抜けていった。この峠の難所のひとつだ。スピードが乗っていないと流しているうちに失速する。逆に乗りすぎると膨らんで激突しかねないという難所。そこを流しっぱなしで抜けるというのは相当の技術をつんでいないとできない芸当だ。だが、このコーナーを流しっぱなしで抜けられれば一流と呼ばれてもおかしくない。そして、この二人はその技術を持っている。
「いや〜〜、いつ見てもレイジさんの走りは痺れるよなぁぁぁ」
「あたし今度コクっちゃおうっかなぁぁ……」
ギャラリーは余韻に浸りつつ雑談をしていたが、数秒もせぬうちにエンジン音が響いてきた。
「ん!?」
「何だ!!?」
「来るぞ!別のだ!」
「このコーナーかなり膨らんでるわ!風船みたいに」
「アウトにギャラリーか……。なら行くしかないか!」
アイリスは加速を掛け、コーナーに突っ込んでいく。
「来るぞ!」
「速すぎだぞ!あれは」
黒い車はコーナーに進入と同時に左に車体を流し始める。その状態のままギャラリーの前を通り過ぎて行った。後半ちょっとふらついたが何とかパスする。
『おおおお!!!』
しかし、すぐ後からバイクがやってきた。バイクでは思いっきり車体を倒して遠心力に飛ばされないように曲がっていく。立て直しではその遠心力がスピードに少し加わるのだ。
『おおおおおおおおおおおお!!!!』
もう阿鼻叫喚の叫びである。バイク二台ともベストに抜けていったのだから興奮もかなりのものだ。
「し、死ぬかと思った……」
アイリスを含めて全員がぶつかると思っていたからだ。立て直せたのは偶然である。
「次は、えと、右にクランク状になってる!」
「OK」
コーナーに差し掛かり、アイリスは一段落とす、シフトを切り替え、車を滑らせた。
「バカ!ぶつかるぞ!!」
直後はすぐ左カーブになっているのである。確かにぶつかる。が!
さらに一段落とすと、ブレーキをもう一度踏みなおす。すると車は右から左へと車体を振った。ごく自然に。
そして、無事にコーナーをパスした。二段上げると加速を始める。
「い、今何したの!?」
ジュラが声をかけてきた。
「慣性ドリフトっていうやつよ!」
慣性ドリフト――難しいことはカットするが、車に発生したドリフトの慣性を利用することで車体を振ることだ。要するに、車に負担をかけず、車が行きたいようにしてやっただけの話しなのである。言うのとやるのとでは天地雲泥の差があるが。
さあ、コーナーをパスしたところ、前方に車のバックライトが見えてきた。そう、レース中のレイジともう一名である。
「……追いついちゃったか」
「どうする気?」
「マップじゃもう頂上が近いわよ」
前も後ろもうざったい。しかし、後退すれば待っているのは銃弾の雨あられ。ならば、……
「ぶち抜く!!」
「くそっ!なんてスピードだ。どういう改造しやがったんだ!?」
コーナーを出たとたんに後ろから車が出てくるのが見えた。そして今、乱入するという失礼極まりないことをしながらまだ抜こうと向かってくる。
「おもしれぇ。ならかかってこいや!」
男は前の車に向かって二度パッシングをする。彼らの合図で「やってやる」という合図である。
レイジにもその意図はつかめた。後ろのわけのわからない黒い奴に抜かれるのはまっぴらなのだ。
「おーし。レースは預けるか。
なら、ついてこれるか。黒い奴!!」
クランクから3度目のヘアピンコーナーを回ったとき、アイリスはその二台を射程に捕らえた。
ドサドサドサ!!
トキオの中央にある警察署の正門にいきなりシャトルが到着すると、ハッチが開き同時にふん縛られた“エンペラーズ”の面々が投下させられた。
驚いた警官達が駆け寄ってくると、投下されたハッチからサリナが出てきて、唖然とする警官達に言った。
「窃盗および、銃の不法所持・使用、他に殺人未遂の現行犯でふん縛っといたから、後よろしく!」
言うと引っ込みシャトルは飛び立つ。上空に待機していたもう一台と共に。
「こちら里中。アイリス聞こえるか?」
どこかにいるはずのアイリスに通信を送る。しかし、……
『今取り込んでるの!悪いけど後にして!!』
怒鳴り声と共に何かが鳴る音がして一方的に切られる。
『はぁ……?』
唖然とする3人に今度は向こうからコールが来た。
『こちらヒビキ。今追われてる途中なんだ!うわっと……!』
何かがぶつかる音が聞こえてきた。と、
『ジュラよ。今どこかの峠道を走ってるの。なんかアイリスったら、目の色変えちゃったんだけど』
「峠だぁ?どこの?」
『それは……、きゃっ!?』
またも何かがぶつかる音がする。
『くそっ、おめぇらの船に聞いてくれ……!』
言うと通信は途絶える。
・・・・・・・・・・・・・・
『はぁ?』
やっぱり目を点に変える4人であった。
―To be continued―
*************************
寸あとがき
「イニシャルD」にはまっていると言いましたが、3話もまたぐとは思ってもいませんでした。
とにかく、バイク連中は完全に考えから消え、アイリスは目の前の二台を抜くことに専念します。
どういうバトルになるのか、小説では絵にならないのが残念です!!
では拾五をお楽しみに!!